REDS&日常とか〜赤くなったもん勝ち〜

DAZN通じての浦和レッズ(REDS)たまに家族日常ネタ徒然と

「きよしこ」感想

どもりで色々調べると作家の重松清さん話は結構出てくる。
この前借りた吃音の子供向けのDVDでも最後のDVDはこの作家さんからのメッセージだったりする。
見てないんだけど。


読みたかったけど、ちょっとおっかなくて読めなかった「きよしこ」を昨日一気に読んだ。

きよしこ

きよしこ


俺より5歳年上の人だからか、時代感も判るし、西原さんの「ぼくんち」な感じと言うか。
共感して泣くのかなぁと読む前は思ったけど、泣かなかった。
んで自分の傲慢さが恥ずかしくなった。


今月の25日に北海道言友会主催で?吃音の中学生を集めたセミナーを開くとかで
セミナーの内容は吃音持ちの先生の話とかDVDとか、”どもりが軽くなるテクニック”も伝授するとか)
予想される参加者の保護者とは面識があって「あなたはそん時どうでした?」と
毎回質問攻めになるので、俺もなんか役に立たないかな、参加しようかなと思ってて。
だから余計に重松さんの小1から高3までの実体験を元に書いたと言われる「きよしこ」を読まなくちゃって。


俺も弟が生まれる前に母方の祖父母に急に預けられて。
夜中目を覚ますとばあちゃんの布団の中でひどく混乱した記憶がある。
そいえば、ウーもナーが生まれた直後に病院で帰らないと大騒ぎして引き裂くように連れて帰ったなと。
親戚に「多分吃音」な叔父さんが何人かいるし、親父が死んでからちょっと吃音持ちだったと永山から聞いて
「遺伝だよなーこれわ、乱視と同じ遺伝だわ」って納得させてきたんだけど。
ナーがウーのどもりのしゃべり方でどもるようになって、今はナーに関してはあんまり心配してない。
弟も俺ほどどもらない、と言うか全然どもってない。


いい本読んだ。
やっぱ25日のセミナーは参加しようかな。申し込もう。中学生のほうか、待機してる?保護者さんのほうかはデタトコ勝負だけど。


文中の「N市での吃音セミナー」での先生への怒りを皆どもって言えないとか、
「私が通訳してあげる」って初めての彼女の話とか、
上京を選んで「もう誰も助けてくれない。知らない町で、知らない人たちと、これから生きていく」とか。
正直、俺にはそんな経験ないのだけど、凄く共感できる。


ウーには「いいずらい言葉は言い換えればいいのさ」って言ってるけど
この小説には少年が話す時は必ず言い換えの過程がでてくる。
(言い換えないで言えたらそれを書いてるし)
こうやって傷ついていき、受け入れていく、受け入れたんだなと自分を振り返ると思う。
そいえばお酒飲むと結構どもらないので弱いくせに飲んで急性中毒で?よくトイレでぶっ倒れてたなぁとか。