REDS&日常とか〜赤くなったもん勝ち〜

DAZN通じての浦和レッズ(REDS)たまに家族日常ネタ徒然と

被災地取材、自治体学校関係者への留意事項

支援活動委員会 特設ブログ
東北地方太平洋沖地震と心のケア」から抜粋

※報道関係者は、被災した子どもたちに被災体験を語らせたり、絵に描かせたりしないでください。被災体験は、安全・安心・信頼の関係性のなかで表現されてこそ、回復への力になります。逆に、安心・信頼のないなか表現を強いることは二次被害を与えます。


※被災した子どもの利益にならない研究のためのアンケート調査は絶対に行わないでください。阪神淡路大震災のときも中国四川大震災のときも、調査公害が多発しました。この災害では決してそのような二次被害が起こらないようにしてください。


※心やストレスのアンケートを実施する時期は、ある程度ライフラインが復旧し、日常が回復してからが適切です。また、アンケートを実施するときは、さまざまな心身反応が起こるのが自然で、それぞれに対処する方法があるという「心理教育」のメッセージを送ってください。また、アンケート実施の前後に、背伸びや漸進性弛緩法や呼吸法や動作法などの「ストレスマネジメント体験」を提供してください。そして、担任が全員に5分でいいから、「個別相談」をし、かつ、ハイリスクの子どもさんには、保護者の了承をえて、スクールカウンセラーの「個別相談」が実施できるようにしてください。

一般社団法人 日本心理臨床学会


茨城県北部、まだ水道ガス回復してないんだね。大変だ。

□ 茨城にも避難民がいることを皆さんに知っていただきたい


東日本大地震から1週間が経ちました。被災者の皆さまには心からお見舞いを申し 上げます。


東北地方の被害状況はとてつもないものであり、メディアでも沢山報道されていま す。しかし、福島県に隣接する茨城県北部の情報はほとんど報じられていません。知 り合いから、県北がひどい状況である事を聞き、何とか状態を知りたいと、県北の市 議に地震直後から連絡を試みていました。17日になって、やっと高萩市議に連絡が通 じ、街の状況を知ることができました。議員の名前は伏せます。


高萩市いわき市から約50キロ南下したところにあり、福島との県境は北茨城市、 その下が高萩市です。
被災直後の高萩市の避難民は5000人いましたが、大勢は家に戻り現在では500人まで減っているそうです。


避難所では市の手厚い保護で食料等は足りているものの、自宅に待機している人に は食料、水、燃料が全く供給されない状態です。


 北茨城に公立病院はあるものの、かねてよりの医者不足もあり、患者が殺到して医 者には疲労の色が濃く見えるそうです。


 特にインスリンと、透析の設備がないために、患者は遠く離れた日立、水戸まで行 かなくてはならないとの事でした。しかし、街では燃料が枯渇しています。日立まで は20キロ、水戸までは50キロもあり、そこまで歩いていくことは困難です。「町のガ ソリンスタンドにガソリンが入った!」の情報が流れても、あっという間に売り切れ、 店まで行ったものの帰るガソリンがなく車を捨てて帰る人もいるらしいです。


 国にも支援を要請しているものの、茨城県北の情報が少ないために、市議から情報 を上げてほしいと言われ、上げても進展がないとのことです。道路が寸断され、燃料 がなく公用車も動かないから、町の情報を知らせることが出来ません。ホームページ は更新できるものの、高齢者でネットを使える人は多くありません。町には自衛隊も 来ているそうですが、町の情報を流してくれないので、住民は今どういう状態にある のか? 今後の展望はどうなるのか? ということについて何も分からず絶望の中に います。自衛隊もどういう状況にあるのか把握できていないのかもしれません。


 高萩市には、いわき市北茨城市からも避難民が来ているようですが、受け入れ態 勢は整っていません。茨城県の避難所はつくば市にある洞峰公園ですが、県北から1 00キロ以上離れています。


 携帯電話はソフトバンクが1日前に復旧。ドコモ、AUも移動車が来るので間もなく 復旧するそうです。


 住民は、「とにかく燃料と水が欲しい」と言うそうです。電気は復旧しているので 電気を使う暖房器具のある家庭は何とかなっているようですが、石油ストーブしかい ない家庭はこの寒さで大変です。高齢者は特に大変です。


 町の商店は昨日でほぼ在庫がなくなり、営業もできず、商品がいつ入るかも分から ないそうです。


 市では緊急災害用の備蓄食料を今配ろうか、数日あけて配ろうかを検討中だそうで す。それが切れたら食料もなくなります。。。


 茨城にも避難民がいることを皆さんに知っていただきたい。少しでも早く支援の手が差し伸べられることを心から願っています。